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"長井さんの話" To wherever I have never been
Yusuke Endo 遠藤祐輔
18.2 x 12.8 cm, 150 pages, Soft cover, On-demand print
Publication date: September 2017
First edition of 60
2,300yen+tax

「あなたと海のあいま、通り過ぎてゆくすべて」展出品作品。立ち止まっては見えない光景を追い求め、被写体に同化するかのようにして撮られた写真群。終わりのない写真の集積。

In an interval of the job, I talked with Ms. Nagai on what kind of face is favorite. Ms. Nagai said she likes weak features―as weak as possible, so weak that she would forget them after parting and returning home. That’s because, she said, she can make wonderful features in her imagination during when she can’t meet him/her. I used to take photos of what are easy to grasp, but from then, I tried to take photos in the opposite direction, neither concrete nor abstract, photos that Ms. Nagai would forget. They didn’t have colors, but they weren’t sentimental unlike the end of summer. They were rather lively and gentle like typhoons in rainy season in Japan.
仕事の合間に、どんな顔が好きか長井さんと話した。長井さんは、顔が薄い人が好みだと言った。それも、薄ければ薄いほど、会って別れて家に帰ったら忘れてしまうほど薄い顔が好きだと言った。だって、会えない間に想像して、素敵な顔を想像するからって。何かわかりやすいものばかり撮っていた私は、反対のもの、具体とか抽象では決してなく、長井さんが忘れてくれるような写真を撮ってみようとした。そこには色はなかったけれど、夏の終わりのように感傷的ではなかった。梅雨に訪れた台風のように、むしろ賑やかで優しかった。

Yusuke Endo 遠藤祐輔
写真家
1985年宮城県仙台市生まれ、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。「第15回写真1_WALL展」出展。
遠藤祐輔は、動くことを止めない人や街を、彼自身もまた動き続けながら撮影します。その量を伴った速度によって圧縮された都市空間が写し出され、WEBを次々とスクロールしているかのような感覚を生じさせることに、彼の写真の特質があります。遠藤は撮影対象の「観察者」や「目撃者」として振る舞うので はなく、むしろ撮影対象に限りなく同化しようと研ぎすましてゆく作家です。(門眞 妙)
http://endo-yusuke.tumblr.com/

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